デリバティブ取引の基礎 / Fundamentals of Derivatives Transactions

デリバティブ取引の大きな特徴は、通常の株式や債券の取引では、投資家が所有する商品を売却するのに対して、デリバティブ取引では、投資家が商品を所有する前に、まず商品をSell/売却することができる点にある。このように、投資家がまだ保有していないデリバティブ商品を売却した状態をShort/ショートまたはShort position/ショートポジションといい、デリバティブ商品を購入して保有している状態をLong/ロングまたはLong position/ロングポジションという。
また、デリバティブ取引には、将来の取引結果を現時点で確定させるHedging effect/ヘッジ効果、実際に投資する金額の数倍の取引を行った場合と同じ経済効果を得ることができるLeveraging effect/レバレッジ効果、キャッシュフローを再包装する効果Risk-transfer effect/リスク移転効果などがある。
デリバティブ取引において、単純な仕組みの取引をPlain vanilla/プレーンバニラ取引という。Over-the-Counter: OTC/店頭デリバティブ取引では、プレーンバニラだけでなく、プレーンバニラを組み合わせた特殊な条件を付加したデリバティブや、複数の資産や複数の指標を参照するデリバティブ(以下Exotic/エキゾチック取引といいます)も頻繁に利用されています。また、複合オプションや将来の日付で開始するものなど、さらに複雑なデリバティブも存在する。
しかし、このような複雑なデリバティブも、その核心は、先物や先渡、オプション、スワップという基本的な3つの要素の組み合わせである。