3カ月近くの調整を経て、日経平均株価指数は12500ポイント近くに明らかなサポートが見られる。日本円は対米ドルで再び100円超えの水準となり、明らかな円安傾向の再来となっている。また総選挙を間近に控えていることから、日本の株式市場の将来的なトレンドにとって好材料となるだろう。

オーストラリア株価

資源産出をメインとするオーストラリアでは、3月にマーケット全体が弱化するに従って、アジア市場において下落幅が最大となってしまった。依然としてオーストラリアの中央銀行は時機を見定めていると見られ、将来的に株式市場のトレンドのサポートとなる具体的政策はまだ出されていない。この先短期において株価上昇に有利となる要因は不足している。

NYダウ工業株30種

7月に入り、米国の緩和策縮小に関するニュースは投資家達のマインドに影響を与えてきている。今週株価上昇に好材料となるニュースが出る可能性があり、市場では民間セクターの就業者数が13.5万から16万まで増加すると予測しているものの、同時に米FRBが年末に出口戦略として緩和策を撤退する可能性も高まっているため、この先2カ月以内に利益確定売りの姿勢を推奨する。