日米欧の株式市場がいずれも回復基調が牽引している中、香港株式市場においては、短期派生ツールの比率が市場予測を下回っている。中国・香港の2大アジア市場は遅々として動かず日米欧の株式市場よりはるかに出遅れており、新たな高騰市場の可能性が有ると見られる。

ヨーロッパ600指数

欧州株式市場は昨年の大暴風雨を経て、今年のトレンドは速く激しく、更に他国よりもアウトパフォームを見せている。格付け機関はギリシャの等級の引き上げを決定。今なおジャンク級ではあるものの、世界の投資気運にとってすでに十分な効果が見られている。

ダウ工業株30種

米国経済は本年初頭から経済回復の兆し。失業率にあまり大きな改善がまだ見られていないものの、米国内の中小企業は経済への期待感を高めており、同時に米ドル指数は今年度の最高値を更新、資金は引き続き米国市場を支持すると見られる。