中国国家統計局が発表した8月の製造業PMIは51を上回った。先月の50.3から更なる上昇となり、ここ16カ月の最高値を更新した。このデータは中国本土経済が順調に回復していることを反映しており、また例年9・10月は不動産市場の最盛期であることも重なって、20日移動平均線が50日移動平均線を上昇突破するという強いシグナルが出ている。中国本土の株式市場は更なる上方突破が見込まれる。

ユーロ/米ドル

米国政府は議会に対しシリア出兵への支持を求め、市場の雰囲気が曇る中で米ドルは上昇傾向にある。米ドル高が強まるに従い、ユーロは1.34の抵抗線から下落し1.32のサポートを割り込んだ。もし米国が好調な経済データを発表すれば、市場のQE削減予想はさらに強まり、ユーロが更に下落し1.3の水準を試みる可能性もある。

日経平均株価

安倍晋三首相は第3四半期に消費税の引上げを判断すると見られる。当局関係者の話によると、消費税引上げの可能性は非常に高く、消費税の引上げによる経済回復スピードへの影響を回避するべく、更なる金融緩和政策に市場期待が寄せられている。日経平均もニュースを受けて下降トレンドを突破、8月来の最高値に挑戦すると見られる (14466.16ポイント)。