ドイツ総選挙を終えてメルケル首相が再任に成功、市場にとって選挙の不確定要素の懸念が取り除かれたことになる。加えて、少し前に発表されたドイツのサービス業PMIが市場予測を上回っていたことから、経済回復が反映されている。チャート上、少し前の窓開はすでに埋められて上昇しており、ドイツの株式市場が再び本年度最高値への挑戦を試みる見込み。

オーストラリアドル

米緩和策縮小の先送りが刺激となり、米ドルは対オーストラリアドルで下落傾向。加えて中国経済指数が好調で豪州輸出業績に有利となり、豪ドルは三カ月来の高値0.95台を突破。豪ドルの反発は豪州の経済回復のペースに影響を与える可能性が有り、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が更なる豪ドル高を阻止する手を打つ可能性が高い。

上海総合指数

HSBCは9月中国製造業購買担当者指数(PMI)を発表した。市場予測を上回り51.2へ上昇し、2ヶ月連続で50を上回り、中国経済の継続的回復を反映されている。このほか、上海自由貿易試験区(FTZ)が9月29日に正式始動となり、自由貿易区の関連政策が市場にサプライズをもたらすことができれば、株式市場は更に上昇する見込み。