日本ではちょうど総選挙を終え、安倍首相率いる連立政権が大勝利を収めた。今後安倍氏による経済刺激政策から少なからず助力が得られると予想され、日経平均は再度本年度の最高値に挑戦する見込みあるだろう。

上海総合指数

先週、李克強首相は北京での経済座談会において、中国経済の将来的な発展の方向性を表明した。「穏やかな経済成長」の必要性を強調し、短期的な景気刺激策にはもう依存せず、負債の再発を防止するとした。同時に「保八」(経済成長8%増の保持)が「保七」(目標7%増)へと引き下げられ、中央政府の改革に対する決意が反映されていることから、中国市場には短期で大幅な反発は見込めないだろう。

金価格

先月金価格が下落しここ3年の最低水準近くの抵抗線にサポートされた。先週には今月の最高値を再び更新した。しかし、4月に崩壊的な下落を見せた後、ゴールド価格は底値を探り続けており、加えて最大の金購入国の一つであるインドでは金輸入の新たな制限措置を発布。手がかり不足の状況から、金価格相場は短期において上昇する力がないと予想される。