米大統領選の結果が明らかになり、オバマ氏がみごと再選。市場はオバマ氏再選によってQE3実施が維持され超低金利政策になると見ているが、2012年を終える前に「財政の崖」問題が解決される必要がある。米国株式市場の短線は依然として不安定。
十八大(第18回中国共産党全国代表大会)は10月8日の開催となったが、人事入れ替えによる正式な就任まで一定の時間がかかるため、短期間での中国市場はさほど大きな変動はないはずである。たとえ市場救済政策が出されたとしても、間違いなくそれは新体制の党指導部発足にむけた安定維持を目的としている。
投機的資金は継続して香港市場に流れ込んでおり、香港金融管理局は香港ドルの為替相場を安定せるため引き続き資金を投入。ハンセン指数は絶えず高値を探っており、くわえて米中両国の指導者交代の影響が牽引し、香港株式市場はさらなる上昇をみせると予想。
タイ株式市場は輸出が牽引。今年の世界経済が不調であるものの、タイの商品に対する輸入需要が影響し、9月の輸出は昨年比わずか0.1％下落にとどまった。加えて先月には政策金利引き下げが行われ、タイ株式市場は短線は投資価値あり。